Project Talk社員座談会
取得者が語る育休のこれから
サンライズ壱岐では、積極的な育休の取得とライフスタイルに合わせた職場復帰を目指し、スタッフの働きやすい環境を整えたいと前向きに取り組んでいますが、まだまだ課題も多く、完全ではないかもしれません。そこで、実際に育休を取得したスタッフに本音を聞いてみました。
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副施設長
2002年入職 -
介護士
2015年入職
Q1育休を取得した時のこと、
教えてください。
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配偶者が出産する時の特別休暇は2日あり、そちらは取得できていましたが、男性の育休取得の前例はありませんでした。一人目の出産のとき、妻が体調を崩したりしてかなり大変だったので、二人目のときに産休後に育休を取れないかと上司に相談しました。スムーズに取れて、期間は決めずに上司と連絡を取り合い状況と相談しながら、2ヶ月弱で復帰しました。
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私が育休を取ったのは7年ほど前だったので、まだ世の中全体としても育休延長が厳しい会社も多かったのではないかと思います。育休は原則1年でしたので、職場に迷惑を掛けられないとの思いから1年で復帰し、認可保育園が空くまではやむを得ず無認可保育園に預けました。保育料もとても高額でした。色々とありましたが、理事長はじめトップの「後輩のためにもちゃんと休んで産休が取りやすい環境を作ろう」という考え方には、とても助けられました。他にも、スケジュール管理が行いやすい部署への異動を考えて下さった事例もあります。育休で不在の間、少ない人員で業務を担ってくれていた周りの職員にも、心から感謝しています。
Q2育休を取得してみて、
いかがでしたか?
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妻にはとても感謝してもらえたし、知らなかった妻の苦労にも気づけて良かったです。上の子がまだ1歳なので、下の子にかかりきりになると妻一人では本当に面倒見きれないんですね。そんなときフォローできて良かったです。その時期にしか見られない子供の姿も見られて、子育てを味わえるので、後輩にも是非取得してほしいですね。
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二人産んだので、二回に分けて1年ずつ休みをいただきましたが、子供との濃密な時間はとてもリフレッシュになりました。職場復帰するに当たって仕事について考える時間にもなりましたが、迷惑をかけている意識に苛まれてもいました。ここ5、6年で以前に比べ育休を延長できるようになってきたと思うので、より育休が取りやすい職場環境づくりをめざし、これから取得する人が必要な期間育休を取り、安心して働ける職場になるといいなと思っています。
それからの育休事情
すべてのスタッフが自分の役割に責任を持ち、忙しく働いている現場なので、昔から好きな時に好きなだけ育休を取れる職場環境だったとは言い切れません。が、後輩のために必要なら休める環境を作ろうという先輩方の想い、また出産し、育児をしながらでも働きやすい職場づくりに積極的な経営陣の考え方により、男女とも育休取得へのハードルは下がっています。