ご利用者様の声 Feedback
サンライズ壱岐を使って頂いているご利用者様にインタビューを行いました。
気難しい父のことを、
第一優先で考えてくれます。
通所リハビリと入所を繰り返し利用中のM様(79歳)のご子息
2016年から、脳出血の後遺症で半身麻痺のある父がお世話になっています。もともと母が看る予定だったのですが、父の退院後間もなく母自身が病気で亡くなってしまったんです。その際、一旦私が自宅に引き取ったのですが、大柄な上に麻痺がありバランスが悪いので、支えきれず転倒することがありました。私たち夫婦共働きなので、緊急預け先として紹介されたのがここでした。
頭はしっかりしているし、母からも父の世話を頼まれたのは私なので、日中だけリハビリと入浴のお世話をいただいて、夕方から翌朝は自宅で過ごします。真冬と、脱水の怖い夏場は3ヶ月間ずつ老健に入所し、集中的にリハビリをしてもらって、春先と秋口からはまた自宅で過ごします。制度利用を考えてくださったケアマネジャーや相談員さんに感謝しています。
最初は父も混乱があり、できないくせに「家で一人で暮らせる」と言い張り、他の利用者さんにも「自分はこの人たちとは違う」という意識があってうまく馴染めなかったようですが、入所と通所を繰り返すことでほぐれてきたようです。今は歳の近い男性と話し、自分の病状や環境を受け入れるようになりました。もともと忍耐強い人なんです。たまに癇癪はありますが(笑)。私は、父のことを“高齢者”でなくリハビリの必要な“障害者”と捉えているんです。サンライズ壱岐は、そうした利用者の目線を大切にしてくれます。これまで父を担当してくれたケアの方は皆さん気配り目配り、利用者目線で日常生活に関わるさまざまなことを試して実践してくださっています。気難しい父ですから大変だと思いますが、今後も末永くお世話になりたいと思います。
内弁慶な母に、
友達がたくさんできました。
入所利用中のN様(90代)のご息女
自宅がエレベータのない3階なので、脚の悪い母には毎日階段を上り下りして通うデイサービスが負担でした。ケアマネジャーさんの紹介で家から近いサンライズ壱岐に3ヶ月入所して、3ヶ月自宅、という生活をここ3年ほど続けています。以前他の施設にお世話になっていた頃は、デイサービスに行っても表情が暗かったんですが、ここに来てからどんどん明るくなってきて、スタッフさんから「お友達が多いですよ」と言われてびっくりしました。母は昔から内弁慶で、あまり人と話す方ではないんですよ。でもここは来るたび同じ人に会えるから、だんだん打ち解けたようですね。野菜を育てて収穫したらしくて、家ではそういうことをさせてあげられないので、ありがたいです。家で私が食事を用意すると、レパートリーも偏るし、量も分からないし、かなり残すことがありましたが、ここでは三食残さず食べているみたいです。
認知症で、その日あったことを忘れてしまうので、家でここでの話をすることはありませんが、来るのを嫌がらないので良いのだと思います。母娘が一日中顔を突き合わせていると、ツノが出ることもあるでしょう? 入所してからは、たまにしか会えない分、毎回ニコニコ顔で会えるようになりました。自分の時間ができて私もホッとしています。ただ、コロナ禍でしばらく会えていないのがつらいです。Skype画面で会えるそうですが、画面上で娘を認識してくれなかったらと思うと怖くて、利用できていません。早く会いたいですね。
お化粧して、
楽しみに出かけてくれます。
入所・デイケア・ショートステイ利用中のK様(96歳)のご息女
夫婦と母の三人住まい。夫婦共働きで日中は母一人となるため、普段はデイケアを週5日利用しています。ある日帰宅したら母が「転んで肩が痛い」と言っており、認知症のため何をしていて転んだのか覚えておらず、タケシマ整形外科を受診しました。自宅で安静にと言われましたが、共働きなので自宅療養が難しく、サンライズ壱岐に入所させてもらっています。
真夏は家にいてもクーラーをつけないし、真冬はストーブを何度もつけっぱなしにするし、ガスを使っては警告音に気づかず真っ黒焦げにしたり、水を出しっぱなしにしたり、危険なので季節によりショートステイもお願いしています。慣れない施設では認知症の進行が心配なので、デイと入所のスタッフさんに行き来があって顔見知りだし、会うと声をかけてくださるここは安心です。
毎日、ケアマネジャーや他のスタッフさんが、連絡帳にその日のことを細かく記して報告してくださいます。洗面とか食事の量とか、血圧や体温、お風呂の様子など。共働きでは二人がかりでもとてもじゃないけどここまでできないので、預けている間の方が、より近くに感じられる気がしています。母は洋裁をしていた人なので、リハビリでは描くことなど手仕事をさせてくださいとお願いしているのですが、いっぱい作品を作らせてくださって。毎月カレンダーを作るんですが、すごくアイデアいっぱいで可愛いんですよ。もう96歳になるのに、若い男性に声をかけられると嬉しいみたいで「お兄ちゃんが優しい」と、いそいそお化粧して、メイクポーチを持って出かけるのでびっくりしています! ケアの方も、着替えやお化粧が気持ちの切り替えになるからしましょうねとおっしゃってくださいます。
孫とデートできるのは、
リハビリのおかげ。
デイケア利用中のA様(79歳)ご本人
50代後半で脳梗塞を発症し、医師からは車椅子に乗るよう言われましたが、負けてたまるかとリハビリをして、半年後には車の運転ができるようになりました。サンライズ壱岐には3年前から週2回、自分で運転して通っています。
第一印象は、床がピカピカしているということ。こんなに掃除が行き届いているところなら安心だと思いました。2階に来たら、皆さんのイキイキした笑顔が迎えてくれて、それを見て背筋がピンと伸びました。ここなら安心だなあと思いましたね。
担当の理学療法士さんは、エレベータを降りた時の僕の顔色や動きでその日のプログラムを決めているようで、いつもその日の痛みや症状に合ったリハビリをしてくれるので、すごい観察力だと思います。通ううちに他の利用者さんとも顔見知りになって、よくお話しもするので、楽しく通えています。
80歳近い今も、行動範囲を広く保てています。二十歳の孫娘に誘われてマークイズにも行きますよ。あそこには若い人たちがたくさんいるので、気持ちが若い頃に戻ります。僕の妻は車の免許を持たないので、買い物や通院など、基本的にどこへ行くのも一緒です。家でも、日に三度の食事を二人で食べますから、リハビリに来る時以外は100%二人一緒の生活ですね。妻には感謝しかありません。家では気になることをネットで調べたり、テレビ画面にネットを繋いで動画を観たりします。そして食事中は妻といろいろ話します。サンライズ壱岐の皆さんのおかげで毎日元気。ありがとうと思っています。私は、いつか言葉が出なくなっても、ここにお願いすると思います。ここにはいつでも、意思の疎通ができる方がいらっしゃるからです。